調印式にて
左:ベトナム科学技術公衆衛生研究所Lai Quoc Hoang 氏(副院長)
右:ポーラ・オルビスホールディングス 末延則子(執行役員)
連携の目的と概要
ポーラ・オルビスグループは、化粧品の枠を超えてwell-beingを実現し世界中の人々の人生を彩ることをビジョンに掲げています。グループの研究戦略を担うMIRCでは、化粧品の枠を越えたグローバルでの研究連携や技術の社会実装の推進を行っており、本連携の主な目的は、ポーラ・オルビスグループの研究所とMEDISTが医療技術と公衆衛生の分野で知識とリソースを共有し、相互に補完しながら新たな知見を得ることにあります。
本連携を通じて、特に皮膚の再生メカニズム・美容医療に関連する分野でさらなる知識の深化と技術の進歩を目指します。その一例として、
ASEAN
を対象とした製品の安全性や有効性のデータ取得を一年以内に共同で開始する予定です。化粧品以外の事業に関しても、ポーラ・オルビスグループが進めている熱中症予防事業「カオカラ」や、肌と心の関係性に関する知見をベースとした事業化プロジェクトなどについて、
ASEAN
における社会実装に協力いただきます。また、MEDISTがベトナム国内で連携しているクリニックや大学から日本国内の自社研究所等の見学受け入れを通して急速に発展しているベトナム地域社会の健康と福祉の発展に貢献することにも合意しました。
国内外を問わず今後も外部連携を積極的に推進
ポーラ・オルビスグループの研究活動は、国内外を問わず数多くの連携・協力のもと進めています。このような協力体制の構築は、世界的な課題やニーズの把握と、それらに対する解決策を探求する上で非常に有益です。本連携をはじめ今後も効果的な連携体制を構築していくことで、誰もが健やかで美しく、well-beingを実現し続けることのできる社会の実現に貢献します。
【補足資料1】 マルチプルインテリジェンスリサーチセンターについて
ポーラ・オルビスホールディングス
マルチプルインテリジェンスリサーチセンター
(Multiple Intelligence Research Center; MIRC)
化粧品の既存の枠を超えた新価値創出を狙い、グループ視点での研究戦略および知財戦略を策定し、研究成果のグループ最適配分の役割を担います。また、マーケットリサーチとイノベーション案件の探索に特化した専任スタッフを配置し、全世界から次世代のニーズを収集、最先端技術との連携や投資案件の探索を行います。
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【補足資料2】 ベトナムの科学技術公衆衛生研究所について
ベトナム 科学技術公衆衛生研究所
(Institute Medicine, Pharmacy Science, Technology and Community Health; MEDIST)
ベトナム科学・技術省傘下の研究所。医学・薬学・公衆衛生の分野における専門性の高い実践的研究や、技術移転の橋渡しを推進。ベトナム医療発展のための教育の推進も行います。
名称: 科学技術公衆衛生研究所 (略称 : MEDIST)
代表者: 准教授博士医師 ゴ・ヴァン・トアン
本社所在地: ベトナム ハノイ市ドンダー区プオンマイ通り71番