■具体的なコード例で学ぶソフトウェア設計の理論と実装
本書では、Robert C. Martin氏が考案したソフトウェア設計パターン「クリーンアーキテクチャ」の概念に沿って、Webアプリケーションを構築するにはどうするのか、について実装コードとともに解説します。
クリーンアーキテクチャを実際にコードに落とし込む方法に加え、従来のソフトウェア設計が抱える問題、そしてこの設計パターンがそれをどのように解決しようとしているのか、さらにはトレードオフについての考察まで踏み込んで説明しています。
訳者は『セキュア・バイ・デザイン 安全なソフトウェア設計』、『単体テストの考え方/使い方』（いずれもマイナビ出版）など、ソフトウェア開発者に向けた技術書の翻訳で定評のある須田 智之氏です。氏は本書について次のように述べています。
「私がTom Hombergs氏の『Get Your Hands Dirty on Clean Architecture, 2nd Edition』（Packt Publishing、2023年）を翻訳しようと思い立った理由は、単純にわかりやすかったからという一点に尽きます。本書のわかりやすさの要因の1つは、本書を通してほぼ1つのアプリケーションを使って説明しているため、アプリケーションがどのように成長していくのかを自分自身の経験と照らし合わせやすいことにあります。さらに、どのような設計にするのがよいのかに関して複数の選択肢を提示し、それぞれのメリットとデメリットを論じているのも評価できます。」（「訳者まえがき」より抜粋）
■本書は以下のような方におすすめです
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ソフトウェア設計に興味を持っているソフトウェア開発者
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クリーンアーキテクチャとは何か／実装方法を知りたいソフトウェア開発者
■紙面イメージ
前半章では、クリーンアーキテクチャの特徴と従来の開発手法との違いに触れます
後半にかけて実装コードとともにWebアプリ開発の手法を解説します
■本書の構成
第1章 保守容易性
第2章 従来の多層アーキテクチャの何が問題なのか？
第3章 依存関係の逆転
第4章 パッケージ構成に関する戦略
第5章 ユースケースの実装
第6章 Webアダプタの実装
第7章 永続化アダプタの実装
第8章 アーキテクチャの構成要素に対するテスト
第9章 境界を超える際のモデルの変換
第10章 アプリケーションの組み立て
第11章 短絡的な実装への意図した選択
第12章 アーキテクチャ内の境界の維持
第13章 複数の境界づけられたコンテキストの管理
第14章 コンポーネント基盤のアプローチ
第15章 アーキテクチャの決定
■書誌情報
書名：手を動かしてわかるクリーンアーキテクチャ ヘキサゴナルアーキテクチャによるクリーンなアプリケーション開発
著者：Tom Hombergs 著／須田 智之 訳
発売日：2024年7月19日（金）
ページ数：288ページ
サイズ：A5判
定価：3,300円（本体3,000円＋税10％）
電子版価格：3,300円（本体3,000円＋税10％）※インプレス直販価格
ISBN：9784295019787
◇インプレスの書籍情報ページ：
https://book.impress.co.jp/books/1123101096
■著者プロフィール
著者
Tom Hombergs（トム・ホンベルグス）
ソフトウェアエンジニアであり、著者であり、ものごとをシンプルにすることに情熱を持っている人。複雑さは彼にとってのクリプトナイト（スーパーマンが弱点としている物質）であるため、複雑さをいかにシンプルなものに分解して理解するのかについて日々汗を流している。そして、もし、可能なかぎりシンプルにすることができれば、誰もがその複雑さを理解することができるようになるとも考えている。そのため、シンプルなコードを書くのと同じくらいシンプルで読みやすい文章、記事、書籍に加え、開発者向けの資料を書いている。現在、オーストラリアのシドニーにあるAtlassian社で働いており、Atlassian社の他の開発者が使用する技術スタックの開発者体験（Developer Experience：DX）を高める責務を担っている。
訳者
須田智之（すだ ともゆき）
15年近くいくつかのSI企業の社員として働いたのちに独立。最近の邦訳書には『セキュア・バイ・デザイン 安全なソフトウェア設計』（マイナビ出版、2021年）、『単体テストの考え方/使い方』（マイナビ出版、2022年）がある。
以上
【株式会社インプレス】
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