株式会社電力シェアリング(本社:東京都品川区、代表取締役社長:酒井直樹)は、環境省から、デコ活推進事業の一環として、「ナッジ×デジタルによる脱炭素型ライフスタイル転換促進事業」を受託しています。
同事業では、余剰な再エネ電力の有効活用に向け、昼への電力利用シフトを促すために、全国の自治体や民間事業者・各種団体の協力を仰ぎながら、様々な実証実験を行っています。
その一環として、2024年4月に、テスラのEVの所有者でつくる一般社団法人テスラ・オーナーズ・クラブ・ジャパン(TOCJ)の協力の下、同会員に対し、スマートフォンアプリで充電日記を付けていただく実験を行い、昼間への充電のタイムシフトを促す介入手法の有効性を示すことができました。
今回、日経GXにて、その内容を、「
脱炭素へ行動変容促す「環境ナッジ」 EV充電の誘導で成果
」として掲載されました。
当社では、国連主導の国際イニシアティブ「24/7 Carbon Free Energy Compact」に2023年より加盟し、CO2排出量を時間毎に正確に算定する特許技術を取得しています。今回の実験では、その技術を用いて、「昼充電」という環境配慮行動の成果が、「CO2排出量の削減」という目に見える形で、スマフォアプリ上でリアルタイムにフィードバックされ、そのランキングを争うゲーミフィケーション手法の有効性を統計的有意に示すことができました。
環境省では、2050年カーボンニュートラル及び2030年度削減目標の実現に向け、脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動、「デコ活」を推進しています。
「デコ活」とは、「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」の愛称であり、二酸化炭素 (CO₂)を減らす(DE)脱炭素(Decarbonization)と、環境に良いエコ(Eco)を含む”デコ”と活動・生活を組み合わせた新しい言葉です。
https://ondankataisaku.env.go.jp/decokatsu/
当社では、EV昼充電や、電力消費の昼タイムシフト、蓄電池の有効活用等の電力・モビリティー分野を中心に、今後とも多くの民間企業や自治体の協力を得て様々な実証実験を実施してまいります。デコ活事業の一環としてのナッジ実証事業で得られるこうした知見を、企業・自治体・団体等に積極的に共有させていただきながら、その連携を深め、その速やかな社会実装に貢献してまいります。
■株式会社電力シェアリング
電力シェアリングは、EVの普及と電力システムの脱炭素化・安定化を共に達成することをビジョンに掲げる2017年創業のスタートアップです。国連が主導する24/7 Carbon Free Energy Compactに加盟し、独自の特許技術と行動変容手法を用いて、電力消費によるCO2排出量を時間ごとに精緻に算定し、地域再エネの同時同量を達成する環境省のナッジ実証事業を受託しています。
併せて、電力・モビリティー(EV・Maas)分野における精緻なCO2排出量の算定や、アワリーマッチング手法を用いた「本物の再エネ」の調達を含めて、その削減に向けた定量的なロードマップの策定やソリューションの提供を、自治体・企業向けに行っております。
所在地 :〒141-0031 東京都品川区西五反田2-14-13
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