株式会社セゾンテクノロジー(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:葉山 誠、以下「セゾンテクノロジー」)は、社員の心身の健康向上を支援する一環として、脳波計測デバイス「InSomnograf(インソムノグラフ)」とAI (人工知能)技術を活用した睡眠検査の提供を7月より試験導入しました。
睡眠はさまざまな心身の健康問題に関係することが報告されており、厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」でも、「適正な睡眠時間の確保」と「睡眠休養感の向上」が全ての国民が取り組むべき重要課題であると指摘されています。健康には良質な睡眠が欠かせず日中のパフォーマンスにも影響するとの認識が広がる一方で、OECDによる調査(※)では日本は先進国33ヵ国中で睡眠時間が最も短いことが報告され「世界一寝ていない国」であることが明らかになっています。※OECD 2021年版調査
セゾンテクノロジーはこうした睡眠の影響を重視し、スリープテックを用いて社員の健康向上を図るため、脳波計測デバイス「InSomnograf」を用いた睡眠検査を社員が受診できる取組みを開始しました。「InSomnograf」は、株式会社S’UIMIN(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 柳沢 正史、以下S’UIMIN)が提供するデバイスで、自宅など普段と同じ寝室環境で利用可能で、睡眠時の脳波がAIにより解析され約20の睡眠指標が一晩ごとに算出されます。社員は5日間の検査結果をもとに専門家による最終報告書を受け取ることができ、結果が一定基準に満たなかった場合は、専門医療機関の受診料の一部を会社が負担し睡眠改善を支援します。
セゾンテクノロジーではこの睡眠検査の取組みを40歳以上の管理職を対象に導入し、順次対象を拡大していくことを予定しています。
セゾンテクノロジー 代表取締役 社長執行役員 葉山 誠のコメント
当社はマテリアリティ(重要課題)のひとつとして「人」を挙げており、社員の健康を守り大事にすることはその基盤となることとして大切にしています。「InSomnograf」による睡眠検査により、睡眠時無呼吸症候群などのこれまで無自覚だったリスクが指摘されるケースが見受けられ、早期の治療開始につながっています。健康診断や人間ドッグなどの診断に加えて、睡眠検査という新たな客観的データを活用し、より総合的に社員の健康向上を支援していきたいと考えています。
S’UIMIN 代表取締役社長 柳沢 正史氏のコメント
働き世代の日本人の5人に1人が睡眠に関する問題を抱えると言われ、睡眠が仕事のパフォーマンスに影響することも明らかになっています。科学的エビデンスに基づいた睡眠可視化サービスを導入することは、社員の健康を守り企業経営の健全化や業績向上につながることであり、セゾンテクノロジーの取組みに注目しています。
セゾンテクノロジーについて
「世界中のデータをつなぎ、誰もがデータを活用できる社会を作る」をミッションに、安全・安心の基盤となるデータ連携製品や IT サービス、金融や流通業をはじめとする多種多様な業種向けのシステム開発・運用をグローバルに展開しています。長年にわたり環境の変化に即応してきた強みを活かし、現在はクラウド型データ連携プラットフォーム(iPaaS)「HULFT Square」など先進事業の拡大に注力するほか、未来を切り拓くテクノロジーの実装に向けた取り組みを強化しています。2024年4月1日に「株式会社セゾン情報システムズ」から社名変更しました。
https://www.saison-technology.com
S’UIMIN
について
株式会社S’UIMINは、世界トップレベルの研究拠点である筑波大学「国際統合睡眠医科学研究機構」(機構長:柳沢 正史)を母体とする筑波大学発スタートアップ企業です。ビジョンとして、「スリープイノベーションの創造によりすべての人の睡眠課題の発見から解決を」掲げ、一人ひとりが睡眠で悩むことなく幸せに生活を営める社会の実現に貢献していきます。