石川県金沢市を中心に展開する学習塾「東大セミナー」を運営する株式会社日本エルデイアイ（本社：石川県金沢市、代表：柳生好春）は、石川県宝達志水町立志雄小学校で、町内３つの小学５、６年生を対象に「深い学び講座」を開催しました。
■「T」の字に線を３本加えて、三角形を５コ作るには？
当日、このような問題を出題しました。答えを考える過程で、たくさんの子どもたちが自ら工夫を見出してくれました。例えば、後から何度も線を引きなおすことを見越して、Tの字を紙にボールペンで書いておく子、試行錯誤できるようにTの字をたくさん紙に書いておく子などがいました。私たちが大切にしているのは、「ただ正解を導くこと」ではなく、「正解を導くために自ら思考したり、工夫したりする姿勢」です。このような工夫は勉強だけでなく、習い事や部活動などでも役立ちます。こうした工夫の積み重ねこそが日々の学びを深める手助けになります。
■部首が「さんずい」の漢字を、30秒以内に思いつくだけ紙に書く
こちらも当日出題した問題です。平均3～4個の漢字を思いつく子どもが多い中、当日は10個以上の漢字を書いてくれた子もいました。この問題を解くには知識を結び付けながら考えることが非常に有効です。例えば、「海」「河」「池」「湖」「港」など、水にまつわる場所の名前には必ず部首が「さんずい」の漢字が使われています。また、「深」「浅」「泳」「泣」「注」「洗」「流」など、水にまつわる形容詞・動詞を考えることで、スムーズに思いつくことができます。
漢字を一つずつ捉えるのではなく、漢字同士を関連づけることで、知識が整理されていきます。
当日は、更に発展したトレーニングとして「好きなキーワード」をチーム内でピックアップし、そのキーワード同士を関連づける課題にも取り組みました。
■ご支援者様の紹介
今回の「深い学び講座」は、村昭繊維工業株式会社 代表取締役社長 市村昭代史様の子どもたちに
「より一層の確かな学びの力を」
という熱い思いから、教育への支援をいただき、開催されました。また、この石川県宝達志水町は戦国時代、「末森城合戦」と呼ばれる、能登国と加賀国の分断をはかった佐々成政と、前田利家が戦った場でもあります。このような歴史ある町、宝達志水町に対して、「子どもたちにもっと誇りをもってほしい」という思いもあり、今回のご支援につながりました。
■今後の展望
この春、民間の有識者グループが行った「人口戦略会議」では、2050年までに全国の自治体の4割以上が消滅する可能性があるとされ、石川県では能登をはじめとした9市町村が消滅可能性都市に挙げられました。この宝達志水町も消滅可能性都市とされています。これから、子どもたちが大人になって、この町で生活したとしても、都市部で生活したとしても、
「自分で考えて行動する力」
は必ず必要な力になります。宝達志水町の子どもたちが自ら考え、逞しく生きていく力を身につけるために、これからも東大セミナーと宝達志水町は連携を深めながら、教育事業を行ってまいります。
■株式会社日本エルデイアイについて
石川県内で東大セミナーおよび東進衛星予備校（全国初のフランチャイズ加盟校）を展開している。関東エリアでもフランチャイズで学習塾を経営。近年は石川県内各自治体との連携で各地域の子どもたちの学力向上にも取り組んでいる。具体的には平教育振興基金を通じた羽咋市の児童生徒、保護者、教員向けの勉強会、宝達志水町の児童生徒向けの学習講座など。現在も新たな自治体との協働事業を積極的に進めている。
自治体からのお問い合わせは 本社：076-245-2525 担当：川本まで。
■会社概要
社名：株式会社日本エルデイアイ（東大セミナー・東進衛星予備校）
本社所在地：石川県金沢市有松5−8−２８
代表取締役：柳生好春
事業内容： 学習塾・予備校の運営および自治体との連携による学習支援
設立： 1986年1月