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イベント概要
・日程:2024年7月20日(土)8時30分~11時30分
・開催場所:いわき市岩間海岸
・参加人数:1チーム3名×45チーム=134人※一部チームに欠席者が出てしまい急遽2名編成で参加
・参加校:あさか開成高校・いわき総合高校・郡山女子大学附属高校・小名浜海星高校・須賀川創英館高校・東日本国際大学附属昌平高校・磐城農業高校・磐城桜が丘高校・平工業高校・福島成蹊高校・福島東陵高校・福島南高校
・協力団体:愛・若葉福祉タクシー・宿泊交流施設AC館
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優勝はいわき総合高校の「これが塚本愁(俺らの)最高地点だ‼」拾ったごみの総量は圧巻の23.72kg!
灼熱の炎天下の下で開催となったスポGOMI甲子園2024福島県大会は、県内各地から12校の高校が参加し、全45チーム総勢134人が海洋ごみ削減に向けて海岸の清掃活動を行いました。今大会から初出場となる高校は12校中5校で、地元の高校生だけでなく福島県の中心部(中通り)エリアから参加した学校も多く、スポGOMI甲子園の認知度・人気の高さが伺えました。
競技開始前に行われた作戦タイムでは、参加した全チームが熱心に戦略を立てながら、ごみが落ちていそうな場所や実際にどんなごみが落ちているかなどを予想しながら競技に向かいました。そして60分間の競技を終え審査の結果、福島県代表に輝いたのは、いわき総合高校の「これが塚本愁(俺らの)最高地点だ‼」のチームで、ごみ総量23.72kg/5161.5ポイントを獲得し、準優勝のチームに対して倍以上のポイントの差をつけ熱戦を制しました。
優勝したチームは、昨年度のスポGOMI甲子園福島県大会でも優勝したメンバーで構成されており、これまでの知見と戦略を生かして2年連続での優勝を果たしました。また、いわき総合高校としては3連覇の快挙を達成しました。今後は2024年12月に東京都内で開催予定の「スポGOMI甲子園2024全国大会」へ進出し、全国40都道府県からの予選大会を制したチームたちと競い合い、全国大会での優勝を目指します。
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福島県大会で集められたごみの総量は170.12kg
今大会の開催場所となったいわき市岩間海岸は、一見きれいに見える海岸もよく見みるとポイ捨てされたたばこの吸い殻や海洋ごみ問題の主要な原因であるプラスチックごみ、ビン・缶などの燃えないごみが散乱しており、大会を通じてこれらのポイ捨てごみを大量に回収することができました。また、今大会ではオリジナルアイテムを身に着けた多くの学生が参加し、ごみの回収のしやすさだけでなく、資源を有効活用したアイテムを使用することで海洋ごみ問題への意識を高めながら競技に参加しました。オリジナルアイテム賞を受賞したのは、初参加の郡山女子大学附属高校「日本たんぽぽ連名」チームの皆さんで、ランドセル仕様の可愛らしいデザインと可燃、不燃、ビン・缶のごみを分別できるような工夫・利便性が高評価のポイントとなりました。スポGOMI甲子園は、海洋ごみ問題全体から見たら小さな存在ですが、本大会に参加した学生のようにスポGOMI甲子園への参加を通じて、海洋ごみ問題に思いを馳せる人を1人でも増やすことで、海洋ごみ問題に対して貢献していきたいと強く思いました。
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優勝チームコメント
優勝できてめちゃくちゃ嬉しいです!自分たちが拾ったごみ以外にもあんなに見つかったので海岸など海辺にはごみがたくさんあるんだなと危機感を感じました。全国大会も勝つぞ!
<団体概要>
団体名称:一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーション
URL:
https://www.spogomi.or.jp/
活動内容:スポGOMI甲子園に関するイベントの開催、及び運営に必要な業務。
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。