このたび、ギャルリーためながでは、20世紀フランス最後の巨匠と称される現代具象画家
ベルナール・ビュッフェ
(1928-1999年) の回顧展を、2024年9月21日(土)~10月20日(日)まで開催いたします。東京店では5年ぶりの開催となる本展では、ビュッフェの人生をたどり、初期から最晩年までの約35点を一堂に展覧いたします。
抽象絵画全盛の時代、強く鋭い黒線と独特の色彩の具象画で、瞬く間にフランス絵画界にその名を馳せたベルナール・ビュッフェ。その才能にいち早く注目したギャルリーためながの創業者 爲永清司は1969年より東洋における独占販売契約を結び、以来、半世紀以上にわたり日本中へ作品を紹介し続けてまいりました。
本展ではビュッフェ独自の作風が確立した40年代後半から最晩年90年代までの作品を網羅いたします。抑制された色彩で戦後の人々の心を捉えた静物画にはじまり、より力強く線と色を重ねはじめた60年代の作品(「籠の果物のある静物」1962年)や、特徴的な垂直線で生涯をかけて描き続けたパリの名所(「コンシェルジュリー」1988年 等)など、異なる作風をお楽しみいただけます。その他、幼少期の博物館学への興味が垣間見える昆虫の作品、道化師や車といった多様なテーマの作品からも、ビュッフェという一人の画家の姿を見つけられることでしょう。
画家と共に歩んできた当画廊で、ベルナール・ビュッフェの芸術の全貌をぜひお楽しみいただきたく、ご案内申し上げます。
【展覧会概要】
ベルナール・ビュッフェ展
会期:2024年9月21日(土)~ 10月20日(日)
会場:ギャルリーためなが 東京都中央区銀座7-5-4
時間:月~土11:00~19:00 / 日・祝11:00~17:00
公式サイト:www.tamenaga.com