株式会社Willbe(愛知県津島市、代表取締役社長:廣邊徹也)は、7月26日(金)に同社発足式をANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で開催しました。当日は既存の取引先など75社116名が参加され、今後の事業展望、取り組み体制、脱炭素の対応などを説明すると共に、事業譲受製品など、新分野への展開に意欲を見せました。
さらに農業機械や産業機械などに搭載する汎用エンジンを主体とする「MEiKi POWER」と、発電機や除雪機などの完成品を手がける「Earth POWER」の2つの製品ブランドを市場に浸透させる必要性を強く認識し、昨年12月に立ち上げたブランド戦略プロジェクトを中心に、全社一丸となってインナーブランディングの確立と、アウターブランディングの検討・実施を推進していることを報告しました。
会式前には、代表取締役社長 廣邊徹也と取締役開発・生産本部長 上野山和之が新聞社のインタビューを受け、「Made In Japanへのこだわり、お客様ごとのカスタマイズを小ロットでも提供すること基本としながら、新たな取り組みを加えていきたい。国内がメイン市場であった弊社ですが、ヤマハモーターパワープロダクツ株式会社からの事業譲受に伴い海外販路も継承し、製品的なシナジーに加えて販売チャネルのシナジーも期待できる。海外比率も現在の3割から欧州・東南アジアに強みを持つ同社から引きついだ販売チャンネルを活かして当面は5割に引き上げ、5年後に譲渡事業も加え売上高180億円を目標とします。」とコメント。
開式後には、オープニング動画が放映された後、代表取締役社長 廣邊徹也から日頃の感謝と出席への御礼挨拶に始まり、取締役渉外本部長 松原光作が現在の事業状況や今後の展望を、取締役開発・生産本部長 上野山和之が新技術などの開発状況を説明しました。
また同社の日本本社工場と中国工場で製造される汎用エンジンの生産累計台数が、本年6月27日に3000万台に到達したと報告しました。
式典でのコメント
(代表取締役社長 廣邊徹也)
現在は材料費、エネルギー費の高騰による資材調達難、脱炭素の動きによる電動化・代替燃料へのシフトがあり、内燃機関製造メーカーにとって厳しい環境にあります。その状況下で『Willbe』を設立しました。キャッチコピーを『夢を形に、未来に必要な商品を創出する』、スローガンを『Power Your Future』とし、未来への飛躍に向けて設定しました。今後目指す姿として従来の汎用エンジンの継続的供給と、カーボンニュートラル社会に向けてお客様の要望に沿ったパワーユニットや新製品を提案できるもので、次世代エネルギーへの対応も全て安心して任せていただける企業を目指します。次の10年、20年に向けて皆様と共に将来に渡る発展を続けるために製品開発を継続していくのでよろしくお願いします。
(取締役渉外本部長 松原光作)
農業市場の厳しさに事業環境も伴っているが、それに甘んじることなく新たな製品を開発し、売上げの伸張を図っていきたいです。調達環境も厳しく資材、光熱費、人件費が上がり、海外調達品も為替の影響を受けています。弊社並びにグループでの部品の内製化を進めたいと考えています。工程変更等などでご相談させて頂くと思いますが、ご配慮頂けましたら幸いです。主な経営陣はまだ50代と若く、敏速に即断、即決、即実行で一生懸命取り組んでいきます。
(取締役開発・生産本部長 上野山和之)
従来のエンジン分野においては燃料噴射エンジンなどを開発しているが、カーボンニュートラル社会に向けて水素やバイオエタノールなどの代替燃料の製品開発や、燃料電池や電動ユニットの開発も進めており、お客さまの要望に沿った形でのパワーユニットや新製品を提案するなど、次の10年、20年を目指してお客さまとともに発展を続ける製品開発を進めてまいります。また事業移管後の製品製造のための新工場建設を進めています。現工場の北側にエンジン製造工場、東側に発電機・除雪機製造工場を建設中です。本年12月までに竣工し、来年4月以降の順次稼働を目指しています。
【会社概要】
株式会社Willbe
事業:ガソリンエンジン及び発電機の設計、製造、販売など
資本金:3千万円
代表者:廣邊 徹也
創業:2017年10月1日(2024年3月29日社名変更)
住所:愛知県津島市鹿伏兎町下子守23番地
URL:
https://willbe-corp.com/