◆神奈川県献血広報大使「マリノスケ」が、横浜SKY献血ルーム1日ルーム長に
横浜SKY献血ルーム(スカイビル27階)の開所時に「神奈川県献血広報大使」に就任した横浜F・マリノス公式キャラクターのマリノスケに、このたび、広報大使の活動の一環として、
「横浜SKY献血ルーム1日ルーム長」
に就任いただきます。
8月21日(水)「献血の日」に、プロサッカークラブ横浜F・マリノス公式キャラクター「マリノスケ」が【横浜SKY献血ルーム1日ルーム長】に、また、横浜F・マリノスオフィシャルチアリーダーズ「トリコロールマーメイズ」が【1日献血応援隊長】に就任します。
神奈川県赤十字血液センター(横浜市港北区)は、就任にあたり横浜SKY献血ルームの献血受付時間前に就任式を執り行い、【1日ルーム長】と【1日献血応援隊長】が、献血にご協力いただいた方へ水分補給のペットボトルや記念品をお渡しする活動を行います。
また、事前にご応募いただき当選した献血者の方30組60名が、マリノスケとトリコロールマーメイズとふれあうことができる写真撮影会も行います。
◆8月21日は「献血の日」 皆さまに支えられて60年
1964年8月21日、日本政府は『輸血用血液を献血により確保する体制を確立』することを閣議決定しました。このことから、毎年8月21日は「献血の日」とされています。
1964年当時は未だ売血が盛んであり、同年3月には駐日アメリカ大使のライシャワー氏が輸血により肝炎に感染してしまったことや、全国の学生が黄色い血※1の追放運動を展開したことなどがきっかけとなり、閣議決定につながりました。
1963年にはわずか2%程度でしかなかった献血由来の輸血用血液が、その後10年間で国内自給を達成(100%献血由来)し、現在に至るまで輸血医療を支えてこられたのも、国民の皆さまやボランティアの方々によるお力添えのおかげです。
1964年から今日まで約60年間、皆さまの献血により支えられている輸血医療。
これからも安全な血液製剤を安定的に輸血が必要な方へお届けしていきます。
※1黄色い血:当時、金銭を得るために頻繁に売血を繰り返す人たちの血液が「黄色い血」と呼ばれていました。その血液による肝炎の感染も少なくなく、また血液を提供される方の健康にも大きな悪影響を及ぼすものでした。
◆神奈川県内 輸血用血液製剤の供給量が過去最多
県内の医療機関で使用される輸血用血液製剤(赤血球製剤)の供給量が急増しており、輸血用血液の確保に大変苦慮しています。
2023年10月から2024年7月までの10か月間のうち、3月と6月以外の8ヶ月は医療機関へ供給する赤血球製剤が月別の実績で過去最多を更新し続けています。特に先月7月は前年同月と比較して109.3%という状況でした。この著しい赤血球製剤の供給量増加は、少子高齢化の影響により輸血を必要とする患者の増加、在宅医療での使用量増加など複数の要因が重なっていることが挙げられます。
神奈川県赤十字血液センター