兵庫県川西市では、８月１６日、川西市特産いちじく（愛称：朝採りの恵み）の品評即売会（主催：川西市特産物イベント実行委員会）が、アステ川西１階のぴぃぷぅ広場（川西市栄町25）で行われました。旬の味を求めて、市内や近隣市などから約５００人が訪れ、特産のいちじくを買い求めていました。
即売会には、売り子として川西スマイルナビゲーターの宮路琴羽さん（みやじ ことは、20歳）と、石本結愛さん（いしもと ゆめ：18歳）の２人が参加し、いちじくの販売に汗を流していました。
即売会は、毎年この時期に開催を予定していますが、天候や新型コロナウイルス感染症の影響により令和元年度以降中止が続いており、6年ぶりの開催となりました。これからが収穫最盛期の川西のいちじくは完熟したいちじくを朝採りするのが特長で、市南部の久代・加茂・栄根地区を中心に、約１００戸余りの農家が約１２ヘクタールの畑で生産。年間約４００トンを出荷しています。太陽がまだ昇らない早朝から一つ一つ丁寧に収穫され、その日のうちに市場に出回ります。
午前１０時からの即売会には、販売前にもかかわらず朝早くから約２００人が列を作っていました。用意されたのは、３Ｌ（８個入り：1,000円）、２Ｌ（１０個入り：1,000円）、Ｌ（１２個入り：900円）の合計約900箱。用意されたいちじくは午前１１時４０分ごろには売り切れました。
また、午前８時半頃から同会場で品評会を開催。生産者から２１点の出品があり、審査員が形や食味を審査し、川西市長賞など特賞９点を決定し、会場内で展示しました。表彰式は令和7年1月28日（火）に開催される予定です。
参加者は「即売会に毎年行きたかったが、最近中止が続いており、行けなかった。川西のいちじくは、すごく甘くておいしいので、帰って食べるのが楽み」などと話していました。
