SPACETAINMENT、宇宙アートが地球に帰還

SPACETAINMENT、宇宙アートが地球に帰還
アート・カルチャー
記事の購読時間: < 1
SPACETAINMENT PTE. LTD. (本社:シンガポール、CEO:榊原華帆、以下SPACETAINMENT)は、2023年3月に国際宇宙ステーションへと打ち上がった、ニューヨークを拠点に活動するコンセプチュアル・アーティストYasuo Nomuraのアート作品「PION Plate」が、宇宙での旅を経て、地球に帰還したことををお知らせ致します。

SPACETAINMENTは、同社の宇宙アートプロジェクトの第一弾として、ニューヨークを拠点に活動するコンセプチュアル・アーティストYasuo Nomuraのアート作品「ほしの姿観 | Eyes on Us (通称 PION Plate)PION Plate」が、高度約400kmの軌道上を秒速約7.9kmで飛行している国際宇宙ステーションにて直接宇宙環境に長期間晒れた後、無事に地球に帰還したことを発表しました。

約68ミリ四方のアルミプレート作品「PION Plate」は、2023年3月半ばにアメリカ・フロリダにあるジョン・F・ケネディ宇宙センターより、SpaceX Falcon9によって打上げられ、国際宇宙ステーションへ到着し、約3ヶ月のあいだ国際宇宙ステーションの外部に設置された特別なプラットフォームにて宇宙空間に曝露され、約3か月もの宇宙での旅を経て、無事、今年6月末に地球への帰還に成功しました。

SPACETAINMENT、宇宙アートが地球に帰還

SPACETAINMENTのCEO榊原華帆は、「アート作品が宇宙空間を体験して地球に無事に帰還するという、ほぼ史上初の宇宙アートプロジェクトの成功という歴史的な快挙を発表することができ非常に光栄です。また今後、Yasuo Nomuraの世界観に合わせたアート衛星の制作も進行中です。SPACETAINMENTは、引き続きこのようなプロジェクトをサポートする事を通して、宇宙とアートの新たな結びつきが人々に感動と洞察をもたらし、未知の宇宙への探求の旅に向かう人類全体を励まし続けることを願っています。」と述べています。

<Yasuo Nomuraからのメッセージ>

PIONは重力から解放された純粋な三次元空間、つまり宇宙に設置されてはじめて完成するインスタレーション。そのため私野村は人類史上初となるアート衛星を実際に開発し宇宙へと打上げたうえで、自らがそこへアクセスして体験するというビジョンを掲げて宇宙への挑戦を開始しました。今回のプレートプロジェクトはその第一フェーズであり、広くこのコンセプトを世界へと発信することを目指して実施されます。

【コンセプチュアル・アーティストYasuo Nomuraについて】
日本の島根県出身でニューヨークを拠点に活動するコンセプチュアル・アーティスト。

2004年に武蔵野美術大学油絵科を卒業。 2018年度の文化庁新進芸術家海外研修制度を受けてニューヨークに滞在、以後同地を拠点に活動中。 2021年にVilcek Foundationから3年間の制作サポートグラントを獲得しプロジェクトベースの作品制作を展開している。

2015年のカブリ数物連携宇宙研究機構(IPMU)でのレジデンスプログラム参加をきっかけに様々な分野の研究者と交流するなかで高次元を対象とする独自のアート活動を展開、「Dimensionism」を提唱する。 2020年にその象徴として生み出したPION(パイオン)は自己と他者の個性を重さね合わせ、そのあわいに第三の共創アイデンティティを知覚させることで宇宙時代の新しい世界平和のかたちを提案した作品であるが、同時に、地球上での体験には重力による上下方向への強いバイアスがかかっていることから、その真価を発揮する場所として宇宙(純粋三次元空間)を目指すことになる。

現在、人類史上初となる「宇宙で体験するアート人工衛星 PION-パイオン-」を実際に作り上げることを目指し、その夢を共に描いていく仲間たち「PION UNITED」を世界中から集めるプロジェクトが進行中である。
Website:https://yasuonomura.com/

【SPACETAINMENT PTE.LTD.について】

SPACETAINMENTは、グローバルに展開する宇宙エンターテイメントファームです。

シンガポール、東京、ニューヨーク、ロサンゼルスの拠点にいるメンバーが、ワンチームとしてコラボレートし、「宇宙を人類の旅の行き先」にすることを目指し、全く新しい価値を創造していきます。

Website:https://spacetainment.com/

本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先:

SPACETAINMENT PTE.LTD. 担当:山﨑

yasu@spacetainment.com

関連記事一覧

記事一覧

カテゴリー