東急不動産ホールディングス株式会社(本社:東京都渋⾕区、代表取締役社⻑:西川 弘典、以下、「東急不動産HD」)と傘のシェアリングサービス「アイカサ」を展開する株式会社Nature Innovation Group(本社:東京都渋⾕区、代表取締役社⻑:丸川 照司、以下、「アイカサ社」)が連携し、渋谷区、一般財団法人渋谷区観光協会の後援のもと、6月19日から、渋谷駅半径600mにコンビニの店舗数を越える100箇所以上の傘立て設置を行う「傘のいらない街 渋谷」を開始することをお知らせいたします。街全体で「使い捨て傘ゼロ」を目指すことはもちろん、CO2の削減など、環境負荷軽減に寄与しながら雨の日経済圏を活性化し、渋谷エリア全体の資産価値向上を図り、持続可能な街づくりの新たなロールモデルを目指します。
1.傘のいらない街渋谷プロジェクト 実施概
-
a.渋谷駅半径600mに100か所以上のスポットを設置
渋谷エリアでは、渋谷駅の半径600mにある東急不動産HDの所有する物件を中心に順次、100か所以上のアイカサのスポットを設置いたします。
-
b.渋谷エリアで展開するオリジナルデザインの傘を制作
今回は、傘の取手も含め、クリアファイルをリサイクルして活用した2種類のオリジナルデザインの傘を作成予定です。
■雨傘
中央から、葉や生き物が飛び交い広がっていくイメージをシルエットイラストで表現。東急不動産の二階堂ふみさんが登場する企業CM(「環境先進で未来を拓く」CM特設サイト|東急不動産 (
tokyu-land.co.jp
)を彷彿させるようなグリーンを活用したさわやかな傘に仕上げました。
■晴雨兼用傘
ジネスシーンでも使いやすいように、ベーシックな色(ダークグレー)に、東急不動産HDのスローガンである“WE ARE GREEN”と社名、グリーン色をアクセントにしております。老若男女、年齢問わず様々なシーンで活用できるシンプルなデザインに仕上げました。
2. 渋谷の街で作っていきたい新しい価値
今回の取り組みにより、傘の消費量によるCO2の削減や廃棄物の削減、街の景観向上などの環境面に加え、オフィスビルや商業施設の物件価値の向上、雨の日の滞在時間の増加による消費促進などの経済面の2つの面から価値創出を行い、渋谷エリア全体の資産価値向上を目指します。
現在、企業にはESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みが求められていますが、人の移動が多い渋谷でサーキュラーデザインを取り入れた活動として、持続可能な街づくりの新たなロールモデルを目指します。
-
a.使い捨て傘の削減を通じた環境負荷低(環境面)
①脱炭素社会の実現
傘シェアリングサービス「アイカサ」の導入により、使い捨て傘を減らし、廃棄物とCO2の削減に寄与します。
< 想定CO2削減量 >
・渋谷エリアでのCO2削減量想定→年間76.1tのCO2削減
・渋谷エリアでの資源量の削減想定→年間29.1tの資源量
(CO2※1:試算想定=渋谷エリア100スポット×1100回利用/年=110,000回。110,000回×692g=76,120kg。)
(廃棄物発生削減量※2:試算想定=渋谷エリア100スポット×1100回利用/年=110,000回。110,000回×265g= 29,150kg。)
※1『アイカサ』を1回レンタルすることにより、CO2約692gの削減に貢献します。
※2コンビニで1回の雨で10本の傘が買われることを想定。年間降雨日数が110日であるために、10本*110日=110 0 回で想定。
(参照:環境省3R 原単位の算出方法より
https://www.env.go.jp/press/files/jp/19747.pdf
)
②使い捨て傘の減少による景観の向上
雨後の路上や風の強い日には、ビニール傘などの使い捨て傘がポイ捨てされやすく、渋谷区でも同様の状況が多くあると考えられます。そこで、アイカサのスポットを集中的に設置することで、急な雨の日などの使い捨て傘の消費を減らし、渋谷エリアの景観向上を実現します。アイカサで使用する傘の紛失率は0.5%であり、傘の忘れ物があった場合も返却される仕組みとなっています。また、平均寿命が5年以上であるため、街でポイ捨てされることはほとんどありません。
-
b.渋谷エリア全体の雨の日のおもてなしを通じた資産価値向上(経済面)
①設置物件の価値向上
・オフィスビル
物件のエントランス付近にアイカサを設置することにより入居者様に対して雨の日のおもてなしを届けることが可能になります。これまで突然の雨で困っていたお客様に対して傘を貸すことにより満足度を高め、このビルに入っていてよかった。という気持ちを醸成し、入居者様の満足度向上に努めてまいります。
・商業施設
来店されたお客様へのおもてなしを届けることはもちろんのこと、駅で借りたお客様が、街中で返却するタイミングで接点を作ることが可能になります。この新しい接点を通じて新たな消費活動の促進により売上アップにつながることを目指します。
②渋谷エリア全体の価値向上
雨の日は外出機会の低下や、滞在時間の短縮の影響により、消費活動が低下する傾向にあります。渋谷で、コンビニよりも多くの傘シェアリングスポットを設けることで、急に雨が降っても傘を持っていない人が、予定の変更や余儀なく帰宅等移動の制限がかからなくなり、渋谷の移動をスムーズにできるようになります。結果行きたいお店に行けたり過ごしたい1日が叶うことで年間11万人以上の街の滞在時間並びに消費金額の増加に繋がり渋谷エリア全体の資産価値上昇へ繋げてまいります。
■傘のシェアリングサービス『アイカサ』について
『アイカサ』は、“⾬の⽇を快適にハッピーに“と”使い捨て傘をゼロに“をミッションに2018年12⽉にサービスを開始した⽇本初の本格的な傘のシェアリングサービスです。突発的な⾬にもビニール傘をその都度購⼊せずに、駅や街中で丈夫でサステナブルな『アイカサ』を借り、⾬が⽌めば最寄りの傘スポットに傘を返却することでエコに貢献しながら※2⼿ぶらで便利に移動ができるのが特徴です。現在は、アプリ登録者数55万⼈を超え、東京駅や新宿駅をはじめとした都内全域と関東、関⻄、愛知、岡山、福岡、佐賀など12都道府県で展開し、スポット数1500箇所以上に設置しています。
傘がないことによって移動ができないことや、濡れて不快になることを無くし、⼀⼈⼀⼈が過ごしたい今を過ごせるよう「⾬の⽇のプラットフォーム」としてのインフラを構築、傘をシェアし⼈にも地球にも愛ある社会づくりを構築します。
※2『アイカサ』を1回レンタルすることにより、CO2約692gの削減に貢献します。
参照:環境省3R 原単位の算出方法より
https://www.env.go.jp/press/files/jp/19747.pdf
)
『アイカサ』アプリの登録はこちらから:
https://www.i-kasa.com/